english

japansese

e-mail

ホーム宇宙の実験教室|日食を観察しよう

宇宙の実験教室

カテゴリ

日食を観察しよう

日食の観察法の紹介です。
ねらい

日食を観察してみましょう。

日食は、太陽、月、地球がこの順番で一直線上にならび、地球上から見たときに太陽が月にかくされてしまう現象です。ここでは、観察法を簡単に紹介し、授業で活用できるプリント教材を提供します。

日食とはなんでしょう?

日食の時には太陽が欠けて見えたり、時には太陽が全部なくなってしまったように見えたりすることもあります。どうしてそんなことがおきるのでしょう?
自分の考えを図にしてみましょう。

日食とは...

太陽、月、地球がこの順番で一直線上にならび、地球上から見たときに太陽が月にかくされてしまう現象です。

太陽の大きさは、月の約400倍です。とても大きいですね。でも、地球と太陽との距離は、地球と月との距離の約400倍です。だから、地球から見ると、月の大きさと太陽の大きさはほぼ同じに見えてしまうのです。
日食にはいろいろな種類があります。
皆既日食...太陽と月が完全に重なり、太陽の本体がかくされてまわりを取り囲んでいるコロナというガスのかたまりが姿を見せます。
金冠日食...太陽と月が完全に重なり、しかも月の方が太陽よりも小さく見えるときは 太陽の縁だけがはみ出して見えます。
部分日食...太陽のはしをかすめるように月が動いていくと、太陽の一部が欠けて見えます。

観察方法

用意するもの

太陽観察用遮光板

中村理科太陽観察用遮光板

遮光度番号 13
可視光線透過率標準 0.00072%
紫外線透過率(313nm) 0.00%
      (365nm) 0.05%
赤外線透過率 最大0.4%
遮光板以外にもさまざまな太陽観察用のフィルム等が市販されています。

 

予想してみましょう

いったいどれだけの時間欠けてみえるのでしょう?
(30秒くらい、  5分くらい、  15分くらい、  2時間くらい、  1日中  )
どのように欠けて見えるのか、図であらわしてみましょう。

観察しよう

遮光板を通して太陽を直接観察します。
観察した太陽の形を5分おきにスケッチしましょう。
眼を痛めるので、決して直接太陽を見ないこと!!

観察結果・考えてみよう

観察した日食のスケッチ

2004年10月14日 仙台市にて

(11:30) (11:35) (11:40)
(11:45) (11:50) (11:55)

考えてみよう

最大どのくらい太陽が欠けたでしょうか。
日食の始まりから終わりまで、どの位の時間が経過したでしょう。
どうして日食がおこるのでしょう。

今後日食が観察できる日

2010年までの日食の予定

国立天文台のホームページから引用させて頂きました。
(日付は、食が最大になるときを日本時間で表しています。カッコ内は、日食が見える地域を大まかに示しています。「皆既日食」「金環食」では皆既・金環食が見える地域を示し、部分日食だけが見える範囲は含めていません。「部分日食」では日食が見える地域全体を示しています。)

2005-10-03 金環食(欧州、アフリカ)
2006-03-29 皆既日食(アフリカ、西アジア)
2006-09-22 金環食(南米、大西洋)
2007-03-19 部分日食(東アジア、ロシア、日本の一部)
2007-09-11 部分日食(南米、南極)
2008-02-07 金環食(南極)
2008-08-01 皆既日食(北極圏、ロシア、中国)
2009-01-26 金環食(インド洋、インドネシア)
2009-07-22 皆既日食(インド、中国、日本(トカラ列島)、太平洋、日本全国で部分日食)
2010-01-15 金環食(アフリカ、インド洋、中国、東南アジア、日本では日没帯食)
2010-07-12 皆既日食(南太平洋)

ワークシート集

日食観察で八木山小学校で実際に利用したワークシートです。

内 容HTMLPDF
観察する前に予想を立てます。ワークシート1
観察結果を記入します。ワークシート2