著者略歴 (English version)

埼玉県川越市 に産まれる →白鳩幼稚園 →月越小学校桜南小学校茨城県 つくば市へ移動) →茗渓学園中等部 →茗渓学園高等部 →駿台予備学校 →宅浪 →北海道大学文2系札幌市へ移動) →北海道大学文学部行動科学科基礎行動学専攻北海道大学大学院文学研究科修士課程行動科学専攻 →北海道大学大学院文学研究科博士後期課程行動科学専攻 →北星学園大学社会福祉学部福祉心理学科宮城教育大学教育学部学校教育講座仙台市に移動) ・・・現在にいたる(大昔の著者近影写真 そして,現在の私その1その2 、そしてやや?悪人顔 [2003年3月末撮影]、 卒業式後の一コマ[2006年3月末撮影]、 44歳+α[2012年8月9日撮影] 。 昔から人相の悪い老け顔でしたが,だんだん年期が入ってきましたね。 研究者としてのキャリアというよりも、 宮教大での生活が長くなるにたがって人相が悪くなっていくような気が…)。 大学生の頃はAIESEC(和名:国際経済商学学生協会)という怪しいサークルでLCPというのをやってました。 高校生の頃は「アホの集団」という団体で映画を撮っていました。

日常生活

大学の先生はヒマで気楽でイイ加減だと思われていますが、自分としては意外と働いているような気がします(「イイ加減」の部分についてはあまり否定 しませんが…)。根をつめてやりたいときは好きなだけ徹夜できるというウマ味?があるので、傍から見ると気楽そうに見えるのかも知れませんが、それなりに 働いているような気がします。
 あと、講義も演習も教科書を使わないので、資料は全て自前で用意しなければなりません。 当たり前といってはなんですが、これは結構キツイことかも…。

2012年度の担当講義・演習などの予定

所属学会

社会的貢献

  1. 仙台市教育委員会学力調査アドバイザ-->正式名称「仙台市たしかな学力研修委員会」 (2002年10月〜2005年3月)、(2005年4月〜2007年3月)、 (2007年4月〜2010年3月、2012年4月〜)
  2. 仙台市子どもの生活習慣造り普及事業実行委員会」委員 (2009年9月〜2010年2月)
  3. 宮城県教育委員会「学力向上実践研究推進事業」連絡協議会、指導助言者 (2008年10月〜2010年3月)
  4. 宮城県教育委員会 検証改善委員会 協力者 (2008年10月〜2010年3月) (2009年度は座長)
  5. 教員免許状講習会講師「教育評価入門」予定・2009年11月14日(土)@宮城教育大学
     要旨「本講習では,教育評価に関する基本的な概念を習得し,個々の評価技法の相違点を含めて鳥瞰図的な理解がえられることを目標とする。 勤務校で利用している評価規準表等の資料を参加者が持ち寄り,運用面で問題になっている事柄について討論することを予定している。 各自が感じている評価に関する疑問や運用上の問題点をA4版1ページ程度に事前にまとめ,電子メールで担当講師に提出すること。 具体的提出方法は受講決定後案内予定。」
  6. 仙台市立八乙女中学校講演会講師「生徒を活かす評価の工夫」 2009年3月4日(水)と3月13日(金)の二回に分けて実施
  7. 東松島市教育委員会「学習意欲の構成要素(2h?)」平成20年8月20日@東松山市コミュニティセンター(240名)
  8. 宮城県教育委員会南三陸教育事務所 「研究主任会:全国学力・学習状況調査の結果分析」 平成20年2月19日
  9. 宮城県気仙沼市大島小学校・中学校連携プロジェクトアドバイザー 「評価から見た小中連携」 平成20年2月5日
  10. 宮城県大郷町教育委員会・ 「教頭会・教務主任会:全国学力・学習状況調査の結果分析」 平成20年2月4日 14:00〜15:30
  11. 青森県総合学校教育センター 「高校教員初任者研修:教科教育基礎講座・生徒を生かす評価の工夫」 平成19年11月7日(木)9:30-11:00
  12. 宮城県気仙沼市教育委員会 大島小学校・中学校 研究アドバイザー (平成19年2月 〜 平成20年3月?) 公開研究会 平成19年11月6日 「全体講演:勉強方法からみた中一ギャップ」
  13. 宮城県教育委員会 「学力調査の結果に基づく検証改善サイクルの確立に向けた実践研究」 (通称?)検証改善委員会 (2007年5月〜2008年3月)
  14. 宮城県教育委員会教員研修センター講演「学力の評価と測定」(平成17年9月7日) (平成18年9月6日)(平成19年9月4日)
  15. 気仙沼市立大島小・中学校合同研修会講師 「平成17〜19年度地域の教育力向上支援推進事業」平成19年2月19日(月)
  16. 仙台市立荒町小学校研究協力員(2006年7月〜2007年3月) 【2007年1月26日(金)自主公開研究会コメンテーター】
  17. 仙台市立人来田中学校講演「学習における思考力」(平成17年8月19日)
  18. 第10回OECD/Japanセミナー・専門家会議: 「今後の国際比較調査」・話題提供者(2005年6月24日)
  19. 気仙沼市教育委員会講演「確かな学力の育成」(平成16年2月18日)
  20. 平成15年度「第2回教育改革フォーラム」助言者(平成16年2月10日) (分科会:確かな学力を育む教育活動・個に応じた指導)
  21. 教職10年経験者に対する研修「教育評価入門」(2003年10月〜2004年2月) ,(2004年10月〜2005年2月),(2006年8月17日・18日)
  22. 仙台市立蒲町中学校 研究アドバイザ(2002年10月〜2004年3月)
  23. Miyagi Adventure Project の効果測定アドバイザ (宮城県教育庁義務教育課・高校教育課と連携) (2000年3月〜2003年3月)
  24. 学校評議員
    1. 八木山小学校(2009年4月〜2011年3月)
    2. 仙台市立袋原中学校(2009年4月〜2011年3月)
  25. 教員研修留学生の指導
    1. Ms. Carmen Guadalupe Banegas Rosales (Hondulas) April.2001-March.2002
    2. Ms. Natividad Pallayoc Bayubay (Phillipines) April.2003-March.2004
    3. 日本の教育事情の講義担当(英語で講義 学内限定公開):2004年、2005年、2006年、2007年、2008年
  26. 国際教育協力推進プロジェクト(2002年10月〜継続中)
    1. 2003年4月1日〜6日: ミャンマー視察訪問 (チームメンバー:青木、相澤、平吹、山田、平) 写真そのその
    2. 2003年6月16日〜27日: ミャンマー準高級官僚視察訪問受け入れ
    3. 2003年10月28日〜12月4日:JICAコロンビア教員研修生受け入れ
    4. 2004年10月21日〜11月30日 :JICAコロンビア教員研修生受け入れ
    5. 2005年11月22日〜12月1日:JICAミャンマー教員研修生受け入れ
    6. 2006年11月21日〜11月30日:JICAミャンマー教員研修生受け入れ
    7. 2007年11月20日〜11月29日:JICAミャンマー教員研修生受け入れ
    8. 2007年12月7日:マレーシア青年研修事業(教育)研修生受け入れ
    9. 2008年11月17日〜12月5日:JICA東北・教員養成課程における教育改善方法の検討 photo1 and photo2
    10. 2009年11月02日〜11月20日:JICA東北・教員養成課程における教育改善方法の検討

外部資金獲得

宮教大の番号は11302、部局名(教育学部)は101、個人コードは50312690です。 基盤研究(C)の英語訳は、Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

  1. 2001年度科学研究補助金: 奨励研究(A)(現行の若手研究B)  課題番号:13780112 研究代表者:平真木夫  「検索サイトを利用した調べ学習の効果測定に関する研究」
  2. 2003年度科学研究補助金: 基盤研究(C)  研究代表者:西林克彦  「できるように見える子どもたちー算数中間学力層の脆弱さに関する認知心理学的研究」
  3. 日本学術振興会二国間交流研究者プログラム シンガポール国立大学 (2005.10.1-10.25)  「剥落する学力と学習方略に関する心理学的比較研究」 写真そのその
  4. 2006年度科学研究補助金: 基盤研究(C)  課題番号: 18530501  研究代表者:平真木夫  「学習方略の発達的変化と受験圧の相互作用に関する研究」
  5. 2009年度科学研究補助金: 基盤研究(C)  課題番号: 21530675  研究代表者:平真木夫  「中一ギャップへの適応から見た自己制御学習の発達変化」
  6. 「教員の自己有能感を高めるために役立つ学部教育課程と教員研修の接続」 教員の資質能力追跡調査事業・文部科学省初等中等教育局 (平成21年7月〜22年3月)(阿部芳吉総括) (調査責任者・調査対象の連絡調整を担当)
  7. (病気入院のため辞退)  日本学術振興会二国間交流研究者プログラム(内定) ユバスキュラ大学 (2010.08.23-10.22) 「受験圧の違いが学習目標の認識と学習方略の獲得に及ぼす影響 (The Effects of High-Stakes Tests on the Perception of Learning Goals and the Development of Learning Strategies: An International Study between Japanese Students and Finnish Students) 」

学内委員会

  1. (教職大学院)
  2. 教育臨床総合研究センター運営委員会・兼務教員(2002年4月〜2007年3月)、 (2012年4月〜)
  3. 環境教育実践研究センター運営委員会・兼務教員(2003年4月〜2010年10月)
  4. 入試選抜方法研究委員会(2000年4月〜2003年3月)(2009年4月〜2011年3月)
  5. 教員の資質能力追跡調査事業プロジェクト委員(2009年4月〜2010年3月)
  6. 国立大学法人宮城教育大学基本計画構想特別委員会(2008年9月〜2009年3月)
  7. 学務委員会(2007年4月〜2009年3月)
  8. 国際交流委員会・留学生部会(2008年4月〜2009年3月学務委員会から出向
  9. 教育実習委員会(2005年4月〜2007年3月)
  10. 「全学情報教育検討会」委員(2005年10月〜2006年3月)
  11. 宮城教育大学40年誌編纂委員会(2002年10月〜2006年3月)
  12. 教育臨床専攻運営委員(2004年4月〜2005年3月)
  13. (オブザーバー)情報処理センター次期システム仕様策定委員会 (2003年10月〜2004年12月)
  14. 大学案内編集委員会(2004年4月〜2005年3月)
  15. 入学者選抜方法検討委員会(2009年4月〜2011年3月)
  16. 入試実施委員会(2002年4月〜2005年3月)
  17. 入学者選抜方法検討委員会(2000年4月〜2002年3月)
  18. 南東北大学ガイダンスセミナー実施委員会(2004年4月〜9月)
  19. 情報機器操作企画委員会(2000年4月〜2004年3月)
  20. 情報処理センター運営委員会(2000年4月〜2003年3月)
  21. FD研究推進委員会((2001年4月〜2002年3月)

非常勤講師(visiting lecturer)

その他

今のところは特にありません。。。たぶん(笑)

不定期日記

日記を書いて定期的に更新したらというアドバイスをいただいたので、ここにこっそり書いてみます。 ( 震災関連の備忘録

2012.12.28

続きはこちらで更新することにします。

2012.12.13

TIMSS (Trends in International Mathematics and Science Study)とPISA(Programme for International Student Assessment)の違いは,TIMSSが「学校のカリキュラムで学んだ知識や技能等がどの程度習得されているかを評価(選択肢が中心)」に対して,PISAは「知識や技能等を実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを評価(記述式が中心)」といった感じ。いわゆるFunctional Literacyを重視するのがOECD(PISA)で,文科省も全国学力テストにおけるB問題(非連続型テキスト等)で測ろうとしている学力となってます。 cf. PISA調査とTIMSS調査の概要

そのような違いを反映しているからか,PISAの上位国の常連であるFinlandは上位に入っておらず,TIMSSでは(東)アジアが上位を独占していました。(笑)

一応,文科省的には目出度いことではあるわけですが,果たしてそれがどれほどのものなのかは,もうすぐ出てくるはずの次回のPISAの調査の結果を待たなければいけないと思います。というか,TIMSSでも実は中2のレベルは低下傾向にあることが指摘されていたりして,諸手を挙げて喜んで良いかというと,ちょっと危ういような気がします。 cf. TIMSS 2011 INTERNATIONAL RESULTS IN MATHEMATICS Executive Summary (page 8)

TIMSS 2011に関連する参考資料

2012.12.7

本日の顛末。


-start----------------
緊急津波警報発表
こちらは仙台市です。
宮城県沿岸に「津波警報」が発表されました。
避難を勧告します。
県道塩釜・亘理線より内陸側、又は指定された避難場所や避難ビルなどに、直ちに避難してください。
津波は繰り返し来ますので、テレビやラジオ等の情報に注意してください。
この情報は仙台市全域に配信しています。
(仙台市)

----------------------

津波警報解除
こちらは仙台市です。
17時22分発表の「津波警報」は、19時20分に解除されました。
津波の危険はなくなりました。
この情報は仙台市全域に配信しています。
(仙台市)
---------------end--

実際には,大学から車で帰宅する途中に警戒メールが届いて,驚いて急遽停車したので,結果的に,車に乗っていたため揺れがそれほど感じらませんでした。 でも,この地震によってPTSDのような反応を起こした人も中にはいるはずで,何年経ってもこの感覚は失われることはないのだろうと思いました。 参考資料:JR東日本:東日本大震災関連のお知らせ

まあ,なにはともあれ, 再び緊急時のメディアリテラシとして面白い現象がまた散見されたようで,記念にメモっておきます。 「『閉じ込められた。助けて』東北地震でデマツイート RT1万超、朝日新聞も釣られるJ-CASTニュース 12月7日(金)20時3分配信」

 2012年12月7日に東北で震度5弱の地震が発生した。ツイッターで一時トレンドワードが全て地震関連の単語になるなど、インターネット上でも大きく騒がれた。

 そんな中、「地震で家が崩れ外に出られない、救助を呼んでくれ」という「デマツイート」が急激に拡散され、朝日新聞社会部のアカウントも釣られる事態となった。

中略

このユーザーは19時、「ウソやしwww みんなバカだねぇ マジだったらTwitterなんかやらねえよ」とツイート。地震の騒ぎに乗じた「愉快犯」だったようだ。釣られてしまった人は「最低すぎる」「心がどうかしてます」「ホンマ最悪」など怒り心頭のコメントをユーザーにぶつけている。

ちなみに,3.11当時のデマはこんな感じだったようです。

ということで,平がちょこちょこと更新している大学のブログはこちら。(リンク切れも出てきているのがアレですが…)

2012.12.3

SingpaporeのA-levelと関連して本国のイギリスにおけるA-levelの動向を着目していたのですが,高校の同級生のK氏がそのInternational Baccalaureateの講習を某所で受けているとのこと。

たぶんSingpaporeがやっているA-levelもこれに確実に影響を受けるはずだから,どうなるのか少し興味があります。 GCE ‘A’ Level and International Baccalaureate Programme Graduates Pursuing Tertiary Education

というか,肝心の日本がどうなるのか?(笑) センター試験を少し変えるだけではどうにもならないはずだけど…。

ただ,試験の方法を変えると,勉強の仕方が相当変わるはずです。 という心理学的な実験結果が得られていたりします。 「テスト形式スキーマへの介入が空所補充型テストと学習方略との関係に及ぼす影響 」

しかし,全く違った話ですが, ↓だそうです↓ 

最近、他のユーザーが Google アカウント hogehoge@gmail.com にログインしようとしました。Google では、このアカウントへのアクセスが不正ユーザーによるものであった場合に備え、このログインをブロックしました。詳細については、以下の情報をご確認ください。

2012年12月3日 1時23分55秒 UTC
IP アドレス: 160.28.var.foo (miyakyo-u.ac.jp)
場所: Sendai, Miyagi Prefecture, Japan


このログインに心当たりがない場合は、他のユーザーがあなたのアカウントにアクセスしようとした可能性があります。今すぐアカウントにログインして、パスワードを再設定してください。再設定方法については http://support.google.com/accounts?p=reset_pw をご覧ください。

本当に学内なのかよく分からないけど,現行犯逮捕じゃないと意味がないような…でも,誰なのか,少し興味があります。(笑)

ただ,本当に実害が生じるようになったら,160.28.var.foo のIPアドレスの“var.foo” の機種を利用していたユーザーを突き止めて,直接話を聞いて対処するようになるのでしょうか? これはこれで面倒な感じですが…。

2012.11.29

まだ格闘している最中なのですが…9月下旬に届いたPCの設定をチョビチョビとやっているところです。 本来はもうとっくに設定等をしておくべきものだったのですが,講義が始まったり、例の震災被害者支援のための特別な推薦入試が始まったり,JICAのプロジェクトが始まったり,とちょっと大変な状況だったので作業に取り掛かることができませんでした。

しかし,インストールをしている作業のあいだにも教職大学院関係の 任務が昨日も明日も明後日もあったりして…それはそれで充実しているのですが, やはり作業が遅々として進まないのは少し悩ましいところです。

で,備忘録代わりに書いておきますが, 概ねこの順番でソフトをインストールしていきました。 google chrome,xkeymacs,ctrl2cap,meadow,Mozilla Thunderbird, PublicDictionary,VLC media player, EBwin,Gmail Backup,google desktop →MS:オフィス→Adobe Acrobat XI pro →一太郎 → 統計学関係とプログラミング関係はこれから? KH coderとかも入れないと…というか,データ分析をしないと(泣) ctrl2capのインストールをするときには, command promptの管理者権限で /installというスイッチをつけて実行。

しかし,話が教育関係の話に少し飛びますが, 中国では本当にこんな理不尽なことをしているんだろうか… A Chinese Education, for a Price “the teacher stopped grading Rui’s homework and then skipped a mandatory home visit. “My daughter’s discriminated against because we don’t make much money”  自分の子どもにそんなことされたら,激怒するというか,これではデモをやっちゃうよな。

で,学力関係の話題で気になった話がもう一つ。

UK education sixth in global ranking このランキングシステムによると,1.Finland,2.South Korea,3.Hong Kong,4.Japan,5.Singapore,6.UK,7.Netherlands,8.New Zealand, 9.Switzerland,10.Canadaとなるそうです。

で,“ Finland and South Korea - the report says that there are many big differences, but the common factor is a shared social belief in the importance of education and its "underlying moral purpose".”だそうですが, “The report also emphasises the importance of high-quality teachers and the need to find ways to recruit the best staff. This might be about status and professional respect as well as levels of pay.”とのことです。 日本は不況で大学生の就職状況が64%という悲惨な状況なので,わりと優秀な人が教員に向かいやすい…ような気がしますが,いかんせん少子化だから,団塊世代の退職に合わせたバブリーな状況がはじけ飛んだいま,教員採用率がどうなるか,厳しいような感じです。

しかし, UKに関していうと,肝心のPISAの得点は真ん中くらいの得点群だし, 学力以外の項目の貢献度が高そうな予感。 例えば, OECD indicators in educationの項目から推測すると, 1.The output of educational institutions and the impact of learning,2.Financial and human resources invested in education,3.Access to education, participation and progression,4.The learning environment and organisation of schoolsあたりの要素が効いていそう。 要するに,上記の教育ランキングはPISAの得点以外に,教育に関する予算配分,高等教育への進学率+生涯教育,学校制度(授業時間等)などを複合的に判断して順位付けしているような感じ。

2012.11.1

2年ぶりに英語で授業をしました。というか,英語そのものを話すのがシンガポールで倒れたとき以来なので,2年以上前になるわけですが。

ひとまず,Lesson planとLesson study,そしてpre-service trainig(教育実習)に関する講義をJICAの研修生の皆さんに話しましたが,研修生の人たちがLesson planとLesson studyを区別して理解しているところで少し戸惑っていたようです。Lesson planをした上でLesson studyをしたり,Lesson studyをしながらLesson planを作成したりといった関係がなかなか伝わらなかったようです。

Lesson studyというか指導案の中に短期的な単元計画が含まれているのが一般的ですが,これはある意味でLesson planになっていて,年間指導計画とかsyllabus(corse of study)などを参照しているわけです。また,Lesson studyは集団で検討会をやるわけですが,Lesson planも日本の学校では集団で揉みながら決定されるわけで,そのあたりの雰囲気も伝わりにくかったようです。

といった話が上手く伝わなかったので,授業は失敗だったのでしょう。(泣)

もっとちゃんとPPTのスライドを用意しておくべきだった…ぐもも。

というか,今から思うと一方的に話すのではなくて,ディスカッションとかグループワークを主体とした講義にした方が良かったと思います。まあ,今から反省しても仕方がないけど。(笑)

しかし,倒れる前は2コマ続けてJICAの研修プログラムをやっていたこともあったので,慣れというか気力体力と英語力が相当落ちているのを実感しました。といっても,昔から酷い英語だったと思うけど。(笑) ひとまず,長期計画でリハビリ?を続けたいと思います。

2012.10.26

今日は本学の附属小学校と中学校でICT関連の公開研究会がありました (正式名称は,「全国生涯学習ネットワークフォーラム2012:ICT分科会」)。 午前中は附小の5年生の算数と, 3年生の国語を拝見し, 午後は府中の中3の国語を拝見しました。

5年生の算数を担当された先生はよく教材研究をされていて, 面積を計算できるのは正方形か長方形に限られること, そして補助線などを利用して未習の多角形(今回は3角形) をそれぞれ正方形か長方形へと変換させる操作を説明されていました。 例えば,三角形の面積を求めるときには,平行四辺形に変換する方法が1通り, 長方形に変換する方法が2通りあって, それぞれなぜ最後に2で割るのかを生徒たち自身に説明させてみせたりしていました。

しかし,授業自体は成功したと思うのですが,果たしてそれがICTを利用する必然性があったかというと少し疑問に感じました。 おそらく, 現状のWindows 7のタブレット型の端末のインターフェースと描画ソフトを利用するのであれば, これまでに利用されてきた紙とハサミで進めても何ら問題がないように思えました。 どうも,生徒が与えられた物体(オブジェクト=三角形等)をコピーして貼り替えたり, 回転させたりすることが自由にできないようで, 若干操作性に改善の余地があるように見えました。

次に中学校のICTを利用した国語の実践では, タブレット型の端末の限界が何となく見えたような気がしました。 ある文学作品に関して色んな意見を共有して読み進めるという 「ソーシャルリーディング」手法をとった実践でしたが, 今までの普通に行われてきた,いわゆる練り合いと何が異なるのか 正直よく分からなかったです。

タブレット型の端末を利用するときには,自分の意見や感想をペンで入力してそれをサーバーに送信して全体で共有させるわけですが, しかし,入力された意見が画像データなので,それをコピペすることができないという欠点がありました。 例えば,国語科において意見を手軽にコピペして引用することができるためには, データがテキストデータであるべきですが, 画像データであるため簡単には引用できない格好になっていました。 いわゆるマッシュアップを行うときには引用とかコピペを行うわけですが, 肝心の感想データが画像データであるためにそれができなくなっていたわけですね。

そして,例えば,もしかしたらですが, 生徒たちが提出したテキストデータをオンラインでテキストマイニングにかけて, その結果として得られたキーワードを共起ネットワークとして 表現しながら授業を進める…ことも十分可能だと, ボンヤリと思いながら授業を拝見していました。 (cf. テキストマイニングとビッグデータ

要するに,まだまだ発展途上の技術ではありますが, 今日はわりと刺激的な授業を見せていただけたような気がします。

2012.10.21

備忘録としていくつかリンクをメモ代わりに貼っておきます。

“全部入りタブレット”でiPadに勝負を挑む——業務用スマートデバイス市場に切り込むカシオ計算機
 ハンディなコピー機/スキャナということで,これはもしかしたら買ってしまうかもしれません。会議の資料以外にも,指導案とかすぐにデジタル化してMSワードやPPT化できたら凄く便利そうです。 予算の残りが若干怪しくなってきたので,気をつけないといけませんが・・・。

次に,調査としてよく行っていたシンガポール関連のニュース。
  S'poreans need to have broader view of meritocracy: Lawrence Wong 受験圧という意味では"kiasu-ism"≒ “the fear of losing out”が効くことによって,初等教育の段階からメタ認知的思考が促進されるという結果が得られたわけですね。 その結果を遅ればせながら紀要論文としてまとめたわけですが,特に 初等教育段階のtrackingであるPSLEの役割がシンガポールらしさを際立たせているように思えるので,PSLEがなくならない限りこの"kiasu-ism"もなくならないような気がします。 自分がKiasuであることをシンガポール人たちは笑いながら話していたのを思い出しました。

そして,次のニュースはマレーシア関連の話。

日本にいたっては,場所によっては中一初期の段階でアルファベットの習得に留 まっていたりするので全然話にならないけど (我が家の娘が通っていた中学校が,残念ながらそのような状況でした), the UKでもそうでしたがM'siaでもphonic skillの習得がまず小学校低学年での目的とされているようです。 国によって英語を勉強する必要性が全く違うので一概には言えないけど,大学生レベルではもう少し実用的なレベルの英語力が身についていないといけないような気がします。 Malaysia seeks to improve students' standard of English
  ちなみにマレーシアでは,初等教育の段階で既に英語で算数と理科を教えていたりしていたのですが,それは実行に移すのはマレーシアでもハードルが大きかったようです。 Math and Science back to Bahasa, mother tongues (Update)

最後のニュースですが,またもや,女子生徒の方が男子生徒よりも優れているという報告です。 男性諸氏頑張りましょう。(笑)
 Singapore PSLE:Girls outperform boys in PSLE
 ちなみに,過去のニュースでもこんな話もありました。 SHANGHAI --- Young Men in China Struggling to Catch Up in Class
  Germany --- Gender-Specific Migration from Eastern to Western Germany: Where Have All the Young Women Gone?

しかし,先週に新しいPCが届いて,そしてインストールすべきソフトもおおよそ揃ってはいるのですが, 科研費の申請書類作成やら 講義の準備やらで全然手をつけておりません。 たまに現有機のDellの挙動が若干怪しくなることがあるので心配ですが, 科研費関連の書類作成以外にも論文作成もあったりして, なかなか思ったようには準備ができずにいます。 何とかしないといけないんだけど…。

2012.9.6

気分的にはもう夏休みが終わりつつあるので,若干パニックになっています (まるで夏休みの宿題が終わっていない学生のようですが…)。

そこで,今日は備忘録としてパソコンを発注したことを書き留めておきます。

現在研究室で利用しているPCは,リプレースしたPCにインストールしたソフトの一覧を 2008.4.3に書いていることから推測すると,おおよそ4年半使っているようです。途中で長期入院や震災でPCを利用できなかった期間がありましたが,そろそろリプレースするべき時期になりつつあるように思います。 本体自体はこれから1週間前後で届くはずですが, そこから先の作業,要するにソフトのインストールは少し面倒かもしれません。

ということで,以前から考えていたようにPCを発注したのですが, 本体をおおよそ以下のような構成にしました。 ディスプレイは,今使っている19インチのDELLの液晶をそのまま利用することにします。

HDDがSSDになったので,起動・終了において体感できるくらい速くなるのではないかと密かに楽しみにしています。

あとは,仕事に使う統計ソフトとかオフィス関係のパッケージとか…Keymacsとかmeadows,HSP,そしてctrl2capを忘れないように気をつけよう(特にctrl2capを忘れがち 笑) cf. http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1182ctrl2cap/ctrl2cap.html

しかし,新しいPCはどこに置こうかなぁ… たぶん,今使っているPCの上に置くか,ディスプレイの下に置くか,どっちかだろうと思うけど どちらもアレだなぁ…。

ちなみに,パソコン本体は15万円弱でそこそこ高いのですが,統計ソフトが高くて…Statisticaというマイナーな統計ソフトなのですがおそらくアカデミックパーケージでも25万円くらいではないかと推測しています。 そして,事前に買っておいたSPSSという統計ソフトとそのおまけ?のAMOSという共分散構造分析用のパッケージを合わせると,たぶん30万円前後で,出来心でつい買ってしまったエクセル統計というソフトは3万円弱で…統計関係で実に60万近く費やしていることになってちょっと悲しくなってしまいます。

だから,Rというフリーの統計パッケージが流行っているわけですね。

蛇足ながら,SASというking of statisticsの統計パッケージは, 【年間】ライセンスがたしか30万円くらいだったはずで,お金持ちの研究室・大学でしか維持できないソフトだったりします。 正確な価格を調べたところ,初年度年間ライセンス価格は198,000円(税別)だそうですが,これはおそらくbaseのパッケージの価格で,多変量の分析をするパッケージを足すともう少し高額になると思います。

あぁぁ…統計ソフトがらみで研究費のことで思い出した。

赴任当初は本当に何もなくて,パソコンを買ったらそれだけで研究費が無くなってしまって,仕方がないから, 学内ローン!!!を組んだった。 今はスタートアップ研究費として科研費に応募できるようになっているけど,むかしはそうではなくて, 【学内ローン!!!】の返済にしばらく苦しんでいたんだった。本当に。orz

2012.8.5

何とか無事に担当分の認定講習を終えることができました。 一日に4コマ続けて講義を担当するのは退院してから初めてのことでしたが、 マイクなしで地声で何とか終えることができたのは本当に喜ばしいことだと思います。 最後の45分間はテストだったので、 厳密に言えば4コマではなくて3コマ半くらいの分量だったのですが、 それでも現状の体力等を考えると上出来だったでしょう。

今回の講習では単調になりすぎるので、講義をやっている最中に簡単な ディスカッション課題を何回か挿入しましたが、 結果的に、自分一人で話している時間を意識的に減らす試みととなったようです。 おそらく、このように途中に学生たちのディスカッションを挟むような講義スタイルは、 教員の労力節約以外にも学生たちに能動的に考えさせる機会を与えることになるので、 今後は機会を捉えて積極的に活用していくべきだろうと感じています。

そして、最終的には、国際学会で発表ができるぐらいの気力・体力・能力まで復帰できればと考えていますが… 欲をいえば、入院でご破算になってしまった海外への長期調査の野望もあったりします。 が、しかし、それができるようになるまでには、 Jill Bolte Taylorさんじゃないけど、最短でもあと3年はかかるような気がします。 まだまだ頑張らないと。

2012.8.2

本学のリース先生に校閲いただいた論文が正式に発刊されるようです。 “Creativity, Talent and Excellence”Tan, Ai Girl (Ed.) 2013, 2013, Approx. 200 p. 42 illus. Part V Challenges Ahead Chapter 18 “Transitional Gaps and Resilience in Japan” Makio Taira

で、これはこれとして非常に喜ばしいことなのですが、以前も愚痴りましたけど、 例の5年間も放置されている論文が依然として放置されっぱなしの状態です。

もう一度、備忘録代わりに書いておきますが、 “If you had no plan to publish our paper, I would like to submit our paper to journal as soon as possible.”と確認したのに対して、 “We apologize for the delay since both of us had health problems but the book is now finished and ready to be submitted to the publisher. You should be able to receive the page proofs in the near future.”と、返信 があったのが2012年5月2日水曜日午前1:20なので、そろそろ正式に別のジャーナ ル=本学紀要に乗り換える決断をしようと思います。 やはり、the near future < 3 monthsだと思うので…。

結果としてあまり好ましいものにはならなかったわけですが、まあ、状況というか、相手が悪かったと諦めます。

後日談というほどでもないのだと思いますが、 “I am sorry to say I feel right to submit our paper to other journal instead of waiting for your book would become ready.”といったメールを送っ たらまた直ぐに、 “We are finalizing and to publish the volume this year with Springer.” といったメールが返ってきました。 こうなったら、“the near future”をどこまで信じられるかという話になるわけですが、やはり素直にお断りしようと思います。 投稿してから5年も経つものが、確認する度に急に出版が決定されるのはさすがに変でしょう。 正直言って付き合いきれない…ということで、 “I am really sorry, however I already applyed to submit our paper to my university journal.” これで本当に、正式にお断りしたことになったと思います。 色々ありましたが、これから頑張って英語論文を再吟味したいと思います。

2012.7.20

ふと気がついたらもう7月も下旬になってしまいました。

これはどういうことなのかというと、 無事に発作も起こさずに前期を乗り切ったということで、 これは本当に喜ばしいことだと思います。 まだまだ体調の面では万全とは言い難い面もありますし、 能力的にも完全復帰とはとても言い難いところではありますが、 しかし、準備や工夫をすれば何とかこなすことが出来るようになりつつあるのは とても重要なことだと思います。

シンガポールで倒れたのがたしか2010年3月27日で、 気がついたら仙台の東北大学病院の集中治療室にいたわけですが… 当初の予定では3月29日に仙台に戻る予定だったのですが、 実際には医療スタッフのサポートを受けた状態で、 要するにストレッチャーに載せられて4月11日に帰国となったようです。 そして、どの時点で明確な意識が戻ったかは曖昧ですが、たぶん一時帰宅をする 直前の4月の20日あたりくらい…じゃないかと思いますが、 それからリハビリ等を続けて結果的に本当に退院したのが7月30日だったと記憶してます。

といった感じで、そんな非常に危うい状態からよくここまでこれたもんだなと、 人ごとのように感心するわけですが、 上述したとおり体力的、能力的にまだまだ完全復帰とはほど遠い状態なので、 周りの人に迷惑をかけっぱなしです。

ちなみに、体力的にまだまだ厳しい状態というのはどういうことなのかというと、 ちょっとしたことでもとても疲れやすくなっているということで、 作業のクオリティをうまく持続できないということなのです。 ここのところが目下の課題というか、 体力をつけるのと、なるべく疲れないような工夫をしているわけですが… 見た目が本当に普通に見えるので、疲れやすいということを第三者に上手く伝えることは結構難しいことなのかもしれません。 要するに、疲れていることを周りにアピールすることは、 世間体の問題からいってちょっと?難しいし、そもそも理解されにくいことなのでしょうね。 しかし、このあいだの早稲田の学会発表のときには司会者兼タイムキーパーをして、 その翌日には指導講評をしたり… 教職大学院関連で某連携校に朝7時半に登校し、 朝の職員会議の様子を拝見したり、学活を見学したり、 そのまま実習生の人たちに集まってもらって意見交換会を開いたり… 不本意?ながら、意外と働いているような気がします。 ダカラ、疲れたんだ…。

2012.6.11

元総理が国会ではなくてブログで反論をしているので記念に魚拓にとってみました。 ICTの利用という意味で非常に興味深い行動だと思います。(笑)

で、一昨日NHKを観ていたらmagaquakeという番組が…。 風呂上がりに食い入るように見ていたのですが、ここ最近頻繁に地震が起きている地域として銚子のあたりと筑波山のあたり、そして江東区?のあたりが表示されていました…ように見えました。見ていた人はわりといたと思いますが、我が家のそれぞれの実家が筑波(僕)、千葉(カミさん)なので人ごとではない話として見てました。

ついでに震災関係の話を少しアップデートしてみました。

2012.5.28

実は、日本でも中国と同様に女子生徒の方が勉強の仕方が男子生徒よりも優れているのは隠れた事実かもれません。

たとえばノートの取り方に関して見てみると、小学校高学年くらいになるとたいていの小学校の女子生徒は色つきのノートまとめに目覚めるけど、その結果、ノートまとめという概念に目覚めるのですが、一般的に男子生徒は依然としてシンプルなモノクロの世界のままなんです。(笑) cf. http://staff.miyakyo-u.ac.jp/~m-taira/Lecture/jr1gap-1.pdf

これが中学校に入ると、受験圧の高い地域の学校の男子生徒はノートまとめのやり方に注意が向かうようになるけど、そうでない学区の男子生徒はノートまとめに関してはそのままであることが多いようです。つまり、勉強方法に関して中一ギャップを見てみると、中一ギャップが強く感じる学区とそうじゃない学区があって、更にそこには性差があるということになるのです。ちなみに本学の推薦入試の合格者などを見てみると、実は圧倒的に女子生徒との方が多い。たぶん人数比で言うと、驚くべきことに女性25名に対して男性1名くらいの割合になっています。

しかし、大学進学率に関してこの女性優位の状況はなにも宮教大や中国に限った話ではありません。東西ドイツの融合によって、なんと旧東ドイツの若年層の女性が西側の大学や先端技術に流れ込んでいったのでのです。つまり、旧東ドイツにおける大学進学率は女性の方が男性よりも優位になってしまって、その結果18〜29 year old age group in eastern Germanyに関していうと不均衡になってしまったのです。

Abstract
With the fall of the Berlin Wall in 1989, open migration from East to West Germany became possible. Between 1989 and 2007, roughly 10 per cent of the East’s population at the time of reunification migrated from east to west. The emigrants were predominantly young and female. This selective migration pattern led to a tremendous deficit of females in the 18~29 year old age group in eastern Germany. Overall, the sex ratio in that age group is as low as 89 females per 100 males in the east. In some rural counties, the sex ratio is 80 females per 100 males. We find that excess female emigration at the county level is associated with gender disparities in educational attainment that favour women, a labour market structure that favours men and the lower availability of potential partners with similar levels of education in eastern Germany.

ということで、男も女性に負けないように頑張らなければ… そんなオチでいいのかアレですが(笑)

2012.5.25

これは完全な備忘録なんですが、 広がる格差 希望を失う子どもたち 底辺校ほど中退者が多いBirth weight among social mobility checks この二つを合わせて考えると、social mobilityの問題というか 文化的再生産(Cultural Reproduction)の根深さが見えてくるような気がします。

実際に僕が仙台市教育委員会と共同でやっていた調査でも中一ギャップを示した生徒たちは「小学校6年生の時点で家庭支援の低い生徒と高い生徒のあいだに無視できない差が生じており、その差は中学校進学後にも縮まらない、(3)中一ギャップを強く感じている生徒と,家庭支援を受けにくい生徒が重なっている可能性が高い」といった感じにまとめていました。 cf. (短報)学校診断カルテを用いた中一ギャップの分析について(2)

そこから中一ジャンプに繋がるような生徒になるためにどういう努力が必要なのかは、今後の調査によると思いますが…まだまだ体力&時間が足りないなぁ。

ちなみに、以下の指標は上記のhttp://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-18154730に書かれていたthe UKにおけるMOBILITY MEASUREMENTSというもの。

(Source: Cabinet Office) だ、そうです。 これは日本版を作ってもそこそこ通用するような気がする。

2012.5.12

出版の見通しが怪しい原稿が着々と出版に向けて動いていることを信じて、紀要の申し込みをしてしまいました。本学ではメールで申し込みができるので、けっこう気楽に申し込んでしまいましたが。ひとまず、現状では論文のタイトルはこんな感じです。「指導と評価の一体化に関する認識論的分析」。

しかし、5年間ほど放置されっぱなしだった“Asia’s Educational Miracle: Psychological, Social and Cultural Perspectives”という本ですが、そのタイトルで検索をすると、何人かの人のCVのwebページがヒットして、それぞれ“in press”となっているのが痛々しい。いや、それは僕もそうなんですが。(笑)

ただ、遅れた理由として、“since both of us had health problems”なんて書かれていたけど、これをどこまで信用するかが問題で…やはり、紀要原稿の締め切り直前の9月の上旬まで音沙汰がなければ、即座にいま書いている原稿の代わりにAsia’s Educational Miracle…の原稿に差し替えようかと考えています。もちろん、無事に和文も英文も両方できあがると嬉しいわけですが。

ちなみに、出版が5年間先送り(suspended)になっている原稿の編者が某近隣の方なのですが…投稿したときには出版社はドイツ系のSpringerを予定していたので某近隣で印刷されることはないはずですが、“the book is now finished and ready to be submitted to the publisher”と書かれてたthe publisherがどこなのか、もしかしたら某近隣国系の出版社に切り替えることを選ぶのであればどうなるのか…そもそも二重投稿を防ぐために仁義を切るメールを送ったから「NOW」になったのか(笑)考え過ぎかもしれませんが、某近隣国の経済状態が好ましくない状態になっているというウワサがあるのでちょっと心配です。 備忘録として残しておきますがこのタイトルで5月2日に メールを送って、 二重投稿を回避したい旨のメールを送っておいたことを記しておきます。 “Confirmation about submitting our paper to another journal” このourとは共同研究者のLeongさんのことです。 彼も僕と同様にこの原稿が何らかの形で印刷(出版)されることを期待しているわけですね。

 参考:  頭取の人が現金を引き出したうえでボートで脱出を図る Mirae chairman Kim Chan-Kyong was arrested last week while trying to leave for China by boat. He is suspected of having withdrawn about 20 billion won ($17.7 million) from his bank ahead of his attempted flight.

2012.5.6

このゴールデンウィークというか昨日(5月5日)に石巻に行ってきたので、それをまとめたページを作りました。 これまでに細々と更新してきた震災関係のページに石巻編を加えただけなのですが…。

そもそもこの震災関係のページを作り始めのはシンガポールの共同研究者の人が震災被害に関して心配してくれたことが理由だっ たので、その結果怪しげな英語モードになってしまってます。(笑) ですが、たぶんリンクをクリックしていただければ何が書かれているのかが分かると思います。

しかし、震災復興といわれていますが、それが震災バブルになってしまわないよ うに、特に過疎化にともなって限界集落のようなものができてしまわないか少し 心配です。これは震災前から問題となっていたことが震災が加速させることにな るのかもしれませんが。

2012.4.22

これは主に平研の人たちへのメッセージ:テキストマイニングをするときに KH Coderというソフトを利用すると意外と綺麗にデータを分析できるかもしれませんということに関する備忘録です。

まず、前期、後期といった感じで文章を整理しやすくするために<h1></h1> でタイトルをつけておく。KH Coderでは全てのデータを一つのデータとしてまと めておくけど、そのときに節目が分かり易くさせるために<h1>並行四角形< /h1>、<h1>台形</h1>といった感じのマークをつけておく。このあたりはHTMLとにたようなmark up languageというかSGMLと考えた方が簡単かも。 H1、H2タグを普通に使うとこの日記のページが崩れてしまうので、 意図的に全角文字で<h1>と表示しています。 本当のテキストの中では半角文字を利用して編集してください。

次に、各文章=各生徒のデータ≒ポートフォリオと考える。その文章を<h2> </h2>で区切る。 たとえば、ポートフォリオの文章(<h2></h2>)は時系列に名前をつけていっ てもいいでしょうく。 <h2>A君4月</h2>、<h2>A君5月</h2>、<h2>A君7月</h2>といった感じ。

そして、KH Coderで分析をするわけですが・・・まずは「前処理」をするわけで すが、ひとまずファイル構成に間違いがないか「ファイルのチェック」をし、次 に「前処理」をします。これはファイルのエンコーディングが正常であるかをあ らかじめチェックすることが必要であるからです。

次に、文書としてクラスター分析を施すことになります。 このときに、集計単位を<h2>に指定すると良いかも。…<h3>のレベルでもデータを構成しておくのもいいかもしれないけど…まだそこまで使いこなしてません。(笑) いずれにしても、ポートフォリオとしてデータをどのように構成するのかによって <h1>なのか<h2>決定することになるはずです。

で、出力されたクラスターをクリックすると、そのクラスターに含まれる<h2>のメンバーが表示される。 更にそのクラスターを右クリックするとそのメンバーの共起ネットを確認するこ とができるようになる。つまり、文章の中で使われている単語の関わり具合が可視化できるようになるわけです。

KH Coderおよびテキストマイニングについては 簡単だけれどもとっても重要な計学の話を参照してください。 KH Coderで処理するためのサンプルデータは…例の秘密のページをチェック してください。(笑う)

combined.txtが私が適当に作った既存の文書ファイルを結合したもの、kokoro2.txtは青空文庫から収録した夏目漱石の「こころ」を疑似HTML化したものです。どちらの文書ファイルもHTMLで構造を定められていることが分かると思います。私が作ったものは論理構造が非常にいい加減なので参考にならないかもしれませんが試しにやってみたいときだけお使いください。 おそらく正式には、以下のような構造でファイルを作成すると上手くいくような気がしています。
<H1>かけ算</H1>
<H2>A君一回目</H2>
一回目のポートフォリオの記述・・・・・

<H2>A二回目</H2>
二回目のポートフォリオの記述・・・・・

<H2>A君三回目</H2>
三回目のポートフォリオの記述・・・・・

<H1>面積</H1>
<H2>A君一回目</H2>
一回目のポートフォリオの記述・・・・・

<H2>A二回目</H2>
二回目のポートフォリオの記述・・・・・

<H2>A君三回目</H2>
三回目のポートフォリオの記述・・・・・

まだあまり自信がないのですが…(笑)

もちろん、クラスター(集まり)としてどのようなものを見たいのか、どのよう な共起関係の変化を見たいのかによってそれぞれのHTMLの論理符号が<H2> だっ たり<H3>だったりするのだろうと思います。 ファイルの構成としてどれが最適かは分析する目的によって異なると思いますの で、詳しくは次回のゼミ(5月18日)で皆さんのデータを持ち寄ってみんなで検討できればと思います。

最後に参考文献とKH Coderのデモンストレーションをしているビデオを載せときます。

2012.4.15

Facebookでの写真や個人情報の無断公開、9割が不快感 だそうです。

断りもなく勝手に写真を流用するのはマズイと思いますが、このあたりの掲載ポリシーは、(「自分のことや自分の写真だけを投稿している」、24.1%が「友人・知人も写った写真を投稿する際は必ず本人に断っている」、22.8%が「友人・知人も写った写真は投稿しない」)学校ホームページの運用にも通じるところがあるような気がしました。 たとえば、児童が写っている写真を貼り付けるときには顔にモザイクをかけるのが定められていたようなときもありましたが、今はそれが少し緩やかになってきているような気もします。

かなり前に作ったものですが、これらも備忘録代わりに追加しておきます。 教育 の情報化の動向を探ると、 インターネットの仕組みと歴史。 学校ホームページをとりまく状況は 作成環境の変化にともなってだいぶ変わりましたが、 多忙感を増強させるための要因としてネガティブに感じる先生もいらっしゃる反面、 ポジティブに学校ホームページを自分の仕事に利用されている先生もいるのも確かで、 このあたりの差があるのは昔と変わらないような気がします。

で、話は変わりますが震災関係の話でYoutubeでエガちゃんのビデオを発見した ので震災関係のページに追加しておきました。 このページはシンガポールの共同研究者の方々から安否確認のメールをいただいたのを切っ掛けとして作ったので英文になっていますが、youtube等の情報の大部分は日本語だったりします。 まあ、そういった細かいところはおいといて(笑)、震災のことを いつまでも忘れずに書き続けることが大切なんじゃないかと思ってます。

2012.4.4

大学院の講義の中でthe Lake Wobegon 効果としてお話ししましたが、全米50州の実力テストの結果を行ったところ、全ての州で業者が設定した標準平均得点を上回っていたそうです。つまり、「どの州も平均より高い」という結果が示されたという統計学的に非常に有名な結果がNCLBの文脈で報告されていたわけです。

これは行政的に学校の得点が平均より上であることで満足する傾向にあることからそうなってしまったと言われているのですが、the UKでもそれと同じような結果が示唆されたというか、成績の改竄を積極的に行ったという意味では、より深刻な状況におかれているのかもしれませんね。まあ、全員ではないと思いますが。

しかし、これに関しては日本でも似たような不祥事が報告されていたりしてるので人ごとではないというか、これから行われる全国学力テストでも学校評価という文脈で各自治体がどのような対応をとるのか…宮城県、仙台市ではどうなるのでしょうか?

しばらくは抽出方法で、要するに層別抽出の変形版のサンプリングで全国学力テストを実施するはずですが、この状態で学校ごとのパフォーマンスを評価できるかというとちょっと難しいはずなので、行政的にどのような対応をとるのか興味があります。

あとは、地域間の差をどのように考えるのか、何回も書いてますが文化的再生産といった隠れた学力の問題を教育現場がどのように考えるのか…家庭の階層性に関して学校は何もできないけど、勉強の仕方を教えることで何かが変わるんじゃないかと、思ってます。 cf. 日本社会の階層性に関する問題 The Myth of the Middle-Mass Society: Inequality and Emerging Divisions in Japanese Society

で、定点観測ではありませんが、 退院してからの状態を考えるために表情というか、ここ最近顔つきをアップ[2012.4.4][2012.5.2]、してみることにしました。 ちなみに、退院したばかりの頃の表情[2010.8.1]はこんな感じでしたが…いちおう回復傾向にあるのかなぁ。 主治医のI先生から退院したときには右側の顔の表情が少し麻痺気味であると言われていたんですが…。

気がついたら来週から本格的に講義が始まります。 これまではリハビリ期間と称して以前の授業負担と比べるとかなり軽減されていたのですが、 ひとまず今期から通常営業に戻るようになります。 参考までに以下に昔の講義負担を示しておきますが、 非常勤や集中講義や講演会などをこなす体力がはたして本当にあるのか…。

2012.3.30

以前 (2011.5.14)も書いたのですが、こういった情報は外国の情報が正 確な気がするのは気のせいではなく本当に確信しているのですが、やっぱ り一年経ってもヤバイのですね。

一年経ってようやく冷却槽に水が11mあるべきところに50cm強しかないことが分 かったというのは驚くべきことかもしれません。 まあ、俵万智さんのように沖縄に高飛びをするのは極端かもしれませんが、現時 点でもこのような状態だったら、そのように行動しても不思議ではないような気 がします。 melt down じゃなくて melt throughの間違いではとシャレで言われてるけど、今もって核分裂反応が再び連続して起きてもおかしくないような…そうでないことを祈ってますが。

で、fukushimaが英語で動詞化、形容動詞化されているかまた検索してみました。 やはり、 “ With the affected prefectures being Fukushima, Ibaraki, Tochigi, Gunma, Chiba, Tokyo, Kanagawa, and Shizuoka.”といった感じでヒットしてしまいました。 外国から見たらシャレにならないようにしか見えないのかもしれませんね。 北朝鮮のミサイル発射もあるし、これでは海外から観光に来てもらうのも厳しいような…。

2012.3.8

ここ最近はまっていることは、Moodleというンターネット上で授業用のWebページを作るためのソフトと、テキストマイニング、そしてHSPというプログラミング言語。

ひとまず、HSPで作った sematic network関連のプログラムはコンパイルした環境というかdllによる けど、Windows 7とVistaでめでたく無事に動きました。

しかし、テキストマイニングに関してはMeCabで形態素解析したデータをどう処 理するのか未だ不明。というか、むかしLinuxサーバーで動かそうと悪戦苦闘し たChaSenとMeCabがどれくらい性能が違うのか、どちらも単に辞書をいじればそ れで済むような気もチラッと…うーむ。

テキストマイニングの自分自身の技術はまだまだ実用段階には遠いのですが、しかし、 今後の心理学研究のツールとしてテキストマイニングは主要な道具になりそうなので、 今のタイミングで勉強しておいた方が後々良さそうな気がします。 しっかり理解できたら、あとで「簡単だけれどもとっても重要な統計学の話」 に付け足しておこうと思います。

で、残ったMoodleはまだ海のものとも山のものとも…。

100名の学生を幾つかのグループに分け、各グループにそれぞれテストを作成させ、そのテストの完成度を各学生たちにそれぞれ評価させるときに、このMoodleがどれだけ便利に使えるのか。

本当に、まだまだ格闘しなければ。orz あのインターフェースにはどうも慣れないというか、 もしかしたら時間が足りなくて現時点で存在しているページを、既存のwebへのリンクとして使ってしまうことでお茶を濁すかもしれませんが…

普通にパワーポイントの使ってスライドを利用して講義を進めることができるので、 そのところで自発的に勉強(作業)させるためにどういった課題設定がいいのか… 極端な話、内容的にはMoodleを使わなくても普通に講義はできるけど、 それを利用することによってなにか効果がでてくるのか といった疑問がついて回るような感じでしょうか。 このあたりの問題はICTを使った授業に必ずついて回る問題で、 ICT利用の必然性をどのようにとらえるのかは意外と深刻な問題かもしれません。 で、ここまで書いてみてふと思ったのですが、 パワーポイントのレベルではわざわざ“ICT”と断りを入れなくてもいいよう な感覚に既になっているような気がしてます。 つまり、黒板のように教室にあるごく普通の教具の一部に近づいているような気 がしているのですが…書画カメラやプロジェクタなんかは パワーポイント以上に一般化しているような感じが…どうなんでしょうか?

ひとまず、受講する学生が中学校の免許を取得する人が多い科目なので、できれば彼らに実際にテストを作成する機会を作れればと思っています。 そして、そのためにMoodleのシステムが活用できればと探っているところです。

2012.3.7

ITPROというブロクで「検索一発で3分ハッキング」という特集が載っていました。検索一発で3分ハッキング

詳細は→ the Google Hacking Database (GHDB)

要するに、CIAのスパイ活動も情報の入手は一般人が利用しているような新聞や官報や公的機関が流している情報が大多数であるのと同じ話なのでしょう。この喩えが適切かどうかアレですが…。

ということで、「検索を駆使したハッキング手法は「Googleハッキング」と呼ばれ、ハッキング手法の1ジャンルとして成立している」らしいのですが、身近な検索テクニックの応用と言えるのかもしれません。たとえば、 Googleの検索効率がものすごく上がるオススメの検索技13個まとめといったサイトで挙げられている「生活の知恵(笑)」みたいなテクニックは誰でも既にやっているものですが、何も違法性はありません。

が、それを応用すると、もしかしたら、違法な情報や興味深い情報が入手できるかもしれませんし、あとは、点と点をどのように線として繋ぐかということなのかもしれません。

2012.1.9

気が付いたらもう9日で、明日から講義が始まります(発達と学習の心理)。 結局、補修工事の後片付けというか本の整理と段ボールの返却、 そして研究室の掃除でつぶれてしまいました。 しかし、まだ通称「爆裂」した箇所の補修が完全には終わっていないので、 プリンタ周りの片付けがまだ残った状態です。 とほほ…。

それでというわけでもないのですが、講義の中でもふれていた話(前期:教育の方法と技術)がニュース にもなっていたので備忘録として残しておきます。

ユーザーの9割が「ネット検索依存症」、思考を放棄した若者たち—中国

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2012年1月5日、中国青年報社会調査センターがネットユーザー2175人を対象に行ったオンライン調査の結果、9割近くのユーザーが自分のことを「ネット検索依存症」だと認めていることが分かった。科技日報が伝えた。

中略

何らかの問題に遭遇した時の対処法として、78.6%のユーザーが「インターネットで答えを調べる」と回答。「自分で考える」と答えたユーザーはわずか8%で、「本や辞書で調べる」が7.4%、「他人に聞く」が5.4%だった。

中略

中国電子学会電子商務専門家委員会の副主任で北京科技大学教授の梅紹祖(メイ・シャオズー)氏は「ネット依存とネット検索依存は密接につながっている。その依存度は若い世代ほど大きい」と指摘。コンサルタント企業アイ・リサーチのアナリスト、由天宇(ヨウ・ティエンユー)氏も「検索エンジンの出現で情報を簡単に得られるようになると、人は自分自身で考えようとはしなくなった」と分析した。さらに「得られた情報はパソコンの中に保存して、自分の頭の中に保存しようとはしない」と指摘する専門家の声もある。
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「人は自分自身で考えようとはしなくなった」と書かれていますが、大学のレポー トなどもそうですが、「答えはネットで探すもの、検索できない知識は存在しな いのと同じもの」といった知識観(epistemology)が現実のものになってきてい るような気がします。 実際にWikipedia等をコピペしてお手軽にレポートが作れてしまうわけですし・・・。 いわゆるインターネットネイティブの世代に対して教育現場がどのように答えていくのか、けっこう重要な問題のような気がします。

PS. を震災関係 のページを少し更新しました。 仙台メディアテークに本を返しに行ったついでに見かけた巨大な絵画を 貼り付けておきました。 cf. 巨大水彩画で震災を伝える 仙台で展示

2012.1.3

新年おめでとうございます。

ひとまず昨年は震災を乗り切り無事に年を越せたのが一番で、 次に、一昨年の2010.12.12から発作が起きていないのが個人的には重要なことだったかもしれません。 特に発作が治まっているというのは、主治医のI先生も仰るとおり、 体調の本格的な回復という面でもっとも喜ばしいことだと思います。 そのためには少し制約のある生活を送る必要があって、 そしてそのために周りの人に迷惑をかけることがあるかもしれないけど、 発作を抑えるためには最大限努力・注意しなければならないのだろうと思います。

それで、研究室の補修工事が一段落ついたので、その様子を震災関係のページとしてまとめたものを更新しました。

まずは、新年初の仕事は補修工事の後片付けから始めなければいけません。(笑) そして、教職大学院のメンバーを中心とした研究成果と、 私自身の研究成果をまとめた平研究室としての研究紀要発行を目指して、 そろそろ編集作業に取りかかろうと思います。 予算執行の締め切りがおおよそ2月末あたりなのでまだ余裕はあるけど、 油断するとマズイので、今から少しずつ色々と作業をしようと思います。

2011.12.27

今日のお昼頃ですが、研究室に投資関係の勧誘電話がかかってきました。

毎度のことですが「投資のお話は断ってます。電話を切ります」と言って電話を 切ったのですが、今日の相手は執拗に何度もかけてきて、 「いきなり切るのは失礼じゃないですか?」と何度も何度もかけてきました。

んで、「それではそちらの電話番号を教えてください」と相手に言ったのですが、 それに対して「いきなり切るのは失礼じゃないですか?」と繰り返すばかり。 更に、こちらの方で「不愉快なのでもう話したくありません」と明確に断っても、 同じように「いきなり切るのは失礼じゃないですか?」と繰り返すばかり。 らちがあかないので、かかってきたと同時に電話を切る反応をしたところ、 さすがに諦めたのかひとまず彼から電話が来なくなりました。 迷惑電話というか、相手を怒らせるために電話をかけているようにしか見えません。 これで契約が取れるとは絶対にないはずなので、何のために電話をかけているのか本当に不思議です。 以前は、FJネク○ト(FJ Ne○t)という名称の会社がしつこいローラー 作戦を繰り広げていることで有名でしたが、今は別の会社も同様な手法をとるようになってきたようです。

それで、以前も同様な勧誘電話にあったのですが、そのときには知らない人の電話には 「他の人の名前を名乗る(笑)」という荒技を駆使していたことを思いましました。 まあ、今回はそこまで困っていないので、別名を名乗ることはしないと思いますが、 年明けにまた遭遇したらその手を使うかもしれません。 参考:http://staff.miyakyo-u.ac.jp/~m-taira/no-spam.html

んで、皆さんの職場ではどうなのでしょうか?

2011.12.17

ヤクザの「しのぎ」として、原発関連企業が絡んでいるという気が付きにくかった話。 Yakuza involved in Fukushima clean-up: reporter

A Japanese journalist who worked at the crippled Fukushima nuclear plant this summer claimed Thursday that Japan’s yakuza crime syndicates were involved in supplying clean-up crews. “Roughly 10% of plant workers there were brought in through the mediation of the yakuza,” said Tomohiko Suzuki, 45, who has written a book based on his experience at the Fukushima Daiichi plant.
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A spokeswoman for TEPCO denied there had been any yakuza involvement in efforts to clean up the plant.
“We are taking action under the law against crime syndicates, and we understand that our contractors are properly hiring employees,” she told AFP.

まあ、当然といえばそうだけど、野田さんも菅さんもそうだけど、既成の利権のしがらみは政治的にはどうにもならないということなのか…30年とか40年といったとてつもなく長いスパンで、そういった利権の構造が構築されているのが溜息が出るなぁ。

そして、さきほどの、ヤクザの「しのぎ」として、原発関連企業が絡んでいるという話と関連して、この野田さんの発言を考えるとどういうことになるのか?(笑)

作業員「政府ウソばかり」2011年12月17日 朝刊  「冷温停止状態」を通り越し「事故収束」にまで踏み込んだ首相発言に、福島第一原発の現場で働く作業員たちからは、「言っている意味が理解できない」「ろくに建屋にも入れず、どう核燃料を取り出すかも分からないのに」などと、あきれと憤りの入り交じった声が上がった。
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 原子炉が冷えたとはいえ、そのシステムは応急処置的なもの。このベテランは「また地震が起きたり、冷やせなくなったら終わり。核燃料が取り出せる状況でもない。大量のゴミはどうするのか。状況を軽く見ているとしか思えない」と憤った。
 別の作業員も「政府はウソばっかりだ。誰が核燃料を取り出しに行くのか。被害は甚大なのに、たいしたことないように言って。本当の状況をなぜ言わないのか」と話した。

こういうやり取りは、メディアリテラシの訓練としてけっこう良い事例かもしれないと思いました。 たとえば、世の中には、「それぞれの損得勘定」が存在していて、したがって、 メディアを通じて入ってくる情報は、必ず「誰かの損得勘定」を経由して入ってくるわけです。 そんな感じに考えると、けっこう面白く感じてくるのは私だけだろうか?(笑)

いずれにしても、大学の講義で、こんな感じでメディアリテラシの必要性を話したらイケナイのだろうなぁ。

2011.12.10

今日は皆既月食の日だったのですが、一応、やや曇り空になりながらも月食を見ることができました。

それで、やや風邪気味で体調が悪いのですが、なんとなく講義用のページを更新しました。

「簡単だけれどもとっても重要な統計学の話」http://staff.miyakyo-u.ac.jp/~m-taira/Lecture/simple-but-important.html

「ダメ情報の分けかた」 を読んでいたときに気がついた話を、例の「簡単だけれどもとっても重要な統計学の話」に付け加えました。 前回更新した内容は標本調査の中の「層別抽出」でしたが、今度は疫学的な話になっています。 一応、数式が全く出ないところが売りの統計関連のページなので、仕事で統計学が必要になってしまった!!!とお嘆きの人がいたら、たぶんお薦めのページだと思います。笑

2011.11.17

ひとまず、2ヶ月続けて論文執筆という荒行?に挑戦して、 なんとかできました。 リハビリとして論文を書くというのは少し変かもしれませんが、 実際問題として昨年は4ヶ月も入院していたので頭がさび付いてしまいましたので、 本当に良い訓練になったような気がします。 まあ、そのクォリティは別の話ですが…orz

それで、気分転換がてらに、 やや専門的なページですが「簡単だけれどもとっても重要な統計学の話」というページを更新しました。 ある意味で人を食ったようなタイトルのページですが、私のホームページの中では地道にページビューを稼いでいるページです。 階層別抽出という概念を追加しました。

ちなみに、 同様にわりと人気のあるページとして「インターネットの歴史と仕組み」というのがあるのですが、こちらはなんと、googleで「インターネットの歴史」と検索すると第3位になっています!!!ホントに。笑

前者のページは教養的な読み物から大学院受験生を対象としたもの、後者は高校生から大学1年生くらいを対象と考えてますが、何となくですが、後者はレポートなどでコピペに使われているような気がしています。笑

しかし、それはおいといて、 以前科研費でやった検索サイト関連の知見をあわせて、今回の震災被害への対応を含めたようなメディアリテラシ関連で調査・実験をやってみたいと考えていますが、形になるのはまだ先かもしれません…がんばろ。

2011.10.31

SPAMアサシンというソフトを使って自動的にスパム防止をしています(.procmailを編集して、決めうちで遮断していることもありますが・・・)。

んで、そのプログラムに引っかかったスパムはスパム用のアドレスに転送して一括処分をしているのですが、たまにどんなメールなのかみることがあって、世間の動向を知るのに役立つようなことがあるような気がします。

それで、以下に引用するSPAMがそのようなものだと思いました。意外と勉強になったような気がします。 もちろんこのアドレスにはメールは送らずにそのまま放置するわけですが・・・トラフィックというかネットワーク資源を考えると本当に無駄というかケシカラン人たちだと思います。

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【売り込まずに売れるホームページ】で集客してみませんか?
2011年10月31日 月曜日 午後5:43
From:"売り込まずに売れる仕組みづくり" 
To:m-taira@ipc.miyakyo-u.ac.jp
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〒151-0003 東京都渋谷区宇田川町34-5 サイトービル 5F
社概要: http://www.loveandfree.jp/page4.html
 
 
本メールは平成20年12月1日に施行されました、
特定電子メール法の改正法に準拠して配信されております。
 
○特定電子メールの送信等に関するガイドライン
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/pdf/m_mail_081114_1.pdf
○総務省ホームページ
http://www.soumu.go.jp/
 
 
【事業者・送信者】WEBマーケティングコンサルL&F
所在地 東京都渋谷区宇田川町34-5 
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【受信拒否】
今後配信不要の場合は、このままご返信頂ければ配信停止処理させて頂きます
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あなたのメールアドレスはこのホームページで拝見しました。
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ひとまず、総務省の通達として、オプトインとオプトアウトという概念がそれぞれあることを初めて知りました。 いちおう試しにトップページに、 オプトイン規制として 「広告メール送付の拒否」 を書いておこうと思います。 まあ、そんなの関係なく送りつけてくると思いますが。w

2011.10.2

昨日は教職大学院の入試で、今日は休みで、明日からいよいよ後期の授業が始まるわけですが、講義に使うNote PCの設定をしていました。

これはHDの故障から戻ってきたばかりのノートだったのですが、新しく購入したノートはキーの入力がどうも馴染めなくて、それで仕方なく慌ててソフトをインストールしてこれを使うように決めたのです。

新しく購入したしたノートはソニーのVAIOで、故障から戻ってきたのはPanasonicのLet's Noteなんですが、どうもタイピングに関してvaioには馴染めなくてストレスが溜まるような感じがしていました。 まあ、文章を書くスピードというか頭の回転がタイピングスピードと比べて早いわけでもないので、速度が遅くても問題はないような気もしますが・・・。

ということで、以下のソフトがインストールしたソフト一覧です。数字の順でインストールしていきました。

  1. MSオフィス
  2. 一太郎パック
  3. Statistica
  4. Chrome
  5. keymacs + caps2ctrl /install (Windows7では keymacsだけでは caps lock と ctrlを入れ換えできないので、caps2ctrlを併用…管理者モードでDOS窓でcaps2ctrlを実行)
  6. meadow
  7. EBWin
  8. LHACA
  9. PDIC
  10. WinSCP

んで、データはひとまず外付けのHDにとっておいたやつを適当に移して切り抜けたけど、これから細かいセッティングが必要なので、やっぱり、あと一日くらいかかりそう・・・。orz

これから今月末が締め切りの英語論文に取りかからなければいけないことを考えると、いろいろと大変だなぁ・・・ていうか、頑張って作業していたこと自体、逃避だったのか???笑

しかし、keymacs + caps2ctrl でキーアサインを換えて使っていますが、 ノートPCのときに、他の人はどうやってctrlキーを使っているのでしょうか? そして、ファイルランチャーとして一々エクスプローラーを使うのも不便というか、意外とmeadowの方が使い勝手が良いのかもしれません。 diredから適当にキーアサインしておけば、画像を含めてたいていのファイルを閲覧&起動することができます。

2011.9.5

今日がフレディ・マーキュリーさんの誕生日だったらしいです。 それで驚くべきことに、敬愛する?Googleの記念アイコンがフレディ・マーキュリーさんになっているそうです。 まさに期間限定のアイコンですが、中学生の頃から縁があってQueenのファンだったのでフレディ・マーキュリーの記念アイコンというのは少し感激しています。

たしか、中学二年生だったと思うのですが、(卒業した茗渓学園の)学年の全体合唱曲として 「手を取り合って」を歌ったのを思い出しました。 これを切っ掛けとして洋楽に目覚めて・・・邦楽に対してちょっとナメた感じをずっと抱いていたのは、 いわゆる中二病と言って良いのかもしれませんが(笑)、とにもかくにも Queen&フレディ・マーキュリーというのは少し特別な存在であったのは確かです。

実際に僕が初めて自分のお小遣いで音楽関係のモノを買ったのはQueenの アルバム(グレイテスト・ヒッツ)でした。 その頃は主にラジカセで聞いていたので、普通のテープでしたが… もう今ではラジカセという存在も怪しくて、メディアとして音楽テープというものも非常に特殊なモノとなってしまいましたが、 「エアチェック(笑)」とかしていたのは懐かしい思い出です。

それで、そのグレーテスト・ヒット(笑)の中でもとても気に入っていた曲がGoogleの記念アイコンでも使われていたので、 記念にリンクを張ってみます。 ちなみに、期間限定のリンクなので、もう明日になったら別の曲というかそもそも曲でもないモノになってしまうと思います。 ということで、備忘録として過去のGoogleの記念アイコン集のリンクもはっておきます。

2011.8.6

ファイルが長くなったので新たに別のファイルに日記を書くようにします。 昔のファイルは(最古)コチラにありますと(次に古い) コチラにあります。 。 まあ、どっちにしても大した進歩がありませんが。

と、ココロ新たに新しいファイルに日記をスタートさせるわけですが、依然としてブログ形式の日記には移行する気はありません。w

(業者の)ブログを使うと、タグやRSSが使えたりして読者の側から見ると便利であるのは確かにそうだと思いますが、 独り言を熟々と書き進む上で、書き手としてはそれほど便利ではないので、私はブログは使いません。 そして、mixiとかgreeとかfacebookとか様々なソーシャルネットワーク系統のサービスも、 データを保管・管理する上で不便なので使いません。 結局、文科省やベネッセや新聞社のブログも非常に便利ですが、 それらのデータ・文書は必要だと判断したらメールに転写して送って管理して、後で検索対象として使うのが正しい… と、勝手に信じています。

まあ、結局、そういう意固地な態度は自分の作業環境がいつまでも変わらないのと、 他の人との交流にそれほど興味がないというか、余裕がないからそうなんだろうと自己分析をしていますが、 他にも、その作業環境を変える必然性がない限り---要するに、劇的に便利になったと分からない限り、なかなか変えられないような気がしています。 院生時代(20代半ば?)から、編集環境がワークステーション上だったり、meadows+yatexを使っていたりするので、 その操作環境が変わらない限りブログにも移行しないような気がします。 このあたりの話は教育に対するICT技術の導入に際して問題になることと全く同じ構造なんだろうと思いますが、 自分の話なると別物なのかもしれません。 もちろん、20代半ばでなくて、アラフォーということで単に歳だからかもしれませんが。(笑)

それで、本当に書きたいことはそんなことではなくて、退院から1年経って、無事に講義が半期できたということです。

これにはたぶん主治医のI先生が一番安心しておられていると思いますが、 学期が始まる前にはかなり慎重に進めなければ危険だと何回も説明を受けていました (学内でも産業医の立場でO先生からサポートいただいたり…) 。 たぶん、それは客観的事実として今でも私もそう思うし、 入院した時点での状態から考えると(昨年4月=2010.4)、医者の誰もが奇跡的なことだと思う、ような気がします。本当に。たぶん。(笑)

なんにしても、夏休みを挟んで後期の授業があるわけですが、油断しないようにキチンと準備をして臨みたいと思います。 あとは、後期の前に夏休み中に、以前書いたように論文を完成するのがまずは目標でしょうか。 自分で言うのもアレですが、内容としては結構面白いものなので、早く書き上げたかったのですが、授業をしながら集中して論文を書くのはまだ負荷が高い作業なので断念をしていました。

そのあたりは気力、体力ともに以前の状態とは全く違うので、その部分を差し引いて行動していかなければいけないなと、痛感しているところです。 その部分に関して、家族を含めて、講座スタッフの方々を含めて、皆に迷惑をかけてます。ほんとに…。


過去の日記は 宮教大着任(2003.4.15)から〜2007.12.272008.3.25〜2011.8.62011.8.6〜2012.12.282012.12.28〜2014.3.132014.3.13〜2014.11.30, そして 2015.3.19〜, の5部構成になっています。