コンピュータの賢い買い方(2006年度7月版)
〜 普通に卒論を書くためのパソコン選び 〜


はじめに心しておくべきこと

けっきょく、買いたいとき、必要なときに買うのがベスト。

賢そうな人間の特徴とPC

頭脳

記憶

どこに着目すべきか?

特定のパーツの性能に注目するのではなくて、全体としての処理スピードを考慮する。たとえば、CPUだけ早くても、メモリの容量が少なければ、HDDにアクセスする必要がでてきて全体の処理速度は低くなる(ただ、普通に文章を作成するだけであれば、人間の処理速度の方がボトルネックになることも…)。

着目点

CPUの種類とクロック数

Mooreの法則 『一定のシリコン上にエッチングできるトランジスタの数は18カ月ごとに倍になる』
  NEC PC9801F3(1984年): CPUが8086(約5/8MHz)で\758,000

参考資料 http://www.miyakyo-u.ac.jp/school/taira/Lecture/history-internet.html

正規版と廉価版とがある

メイン・メモリ(電気的なメモリ)の容量

512メガ程度は欲しいが…後から増強可能な場合が多いが、ノートPCの場合は上限が低い。

グラフィックメモリは多いほど良い

描画精度にダイレクトに影響する。

HDは、IDEよりもSCSIが良いが・・・

小さいファイルを頻繁に読み書きする場合には、IDEよりもSCSIの方がいい。 凝ったこと、怪しいことをしなければ、実質的には、10ギガもあれば事足りる。 むしろ、バックアップやデータのフォーマット(特定のソフトに依存しすぎるのは問題が…)の方が重要かも。

CD-ROMだけはもう古い

その他

データのバックアップ

ついつい忘れがちだけど、コンピュータは機械なので、いずれは壊れるし、途中で止まる。 だから、以下の作業を忘れてはならない。

  1. 30分作業したら一回はデータをセーブする
  2. その日の作業が終了するときには、安全なメディアに更新したファイルをコピーする

おそらく、普段の持ち運び用にUSBメモリを生協で購入し、 ときどきCDに焼くのが、現実的な対応でしょうか?

モノグサばっくあっぷ

ファイルを添付したメールを自分自身に送る。 この方法を知ると、のようにバックアップを取りたがる人もいるかもしれないので、 それはそれでシステム的に危険かもしれません。 なるべく、フリーのWebメールを利用して下さい。

モノグサと言いつつも、メールでバックアップをとると、 作業した日付、タイトル(subject)、作業メモを同時に管理できるので、 かなり便利かもしれません。

ネットワークは住所と経済状況で判断

どこで購入するか?

自作・パーツから組み立てる

満足感は高いかもしれないが、やや割高になる。保障がきかない

DIY・通販の問題点

直接文句を言えない。故障のときにやや不安

ショップブランド

当たり外れの大きいところもある

メーカーブランド品

安心感がある反面、割高感が微妙にある。ノートパソコンは、メーカー製品を購入すべき。

比較検討するためのサイト

楽天(旧Libra)

http://www.rakuten.co.jp/category/computer/

価格コム

http://www.kakaku.com/pc/

Compaqオンラインショップ

http://welcome.hp.com/country/jp/ja/prodserv/desktops.html

Dellオンラインショップ

http://www1.jp.dell.com/content/products/category.aspx/desktops

PC工房

http://www.pc-koubou.jp/contents/bto/bto.php

2006年7月上旬における比較

ひとまず、利用目的を卒論執筆に限定すれば、10万円もだせば十分だが…。

番外編として、中古PC もあるけど、、、。

手軽にチューンナップする

失敗しても、誰も責任をとってくれません。

Windowsをソフトウェア的に少し軽くする

  1. http://www.mtblue.org/pc/tips/speed_up_xp.php
  2. Vector ユーティリティ > 環境変更・表示 -- 詳しくないと、後悔するかも?

ハードウェア的にプチ・チューンナップする

お手軽に体感できるチューンナップの目安としてはこんな感じでしょうか。 上から順にお勧めの方法です。 CPUの交換は最後の手にとっておいた方が無難というか、 そこまで総取り替えをするのであれば、新しく買い直した方が安いはずです。 CPUだけ早くても、スループットではイマイチということもありえます。

  1. メモリーを増やす
  2. グラフィックボードを交換する
  3. 早いHDDに交換する
  4. 最新のマザーボードに交換する
  5. CPUを交換する(安易なクロックアップは悲惨な結末も…)

知識を増やすためのリンク集

全般的に中上級者向けの解説かもしれない。 部分的に理解できれば、ひとまず十分。

IBM Computer Museum 歴史館

http://www-6.ibm.com/jp/event/museum/shikumi/shikumi.html

用語集