人間の発達プロセス


発達を理解する時の注意点

  1. 発達至上主義はやめよう 「単純な進歩主義的発達観の危険性」
  2. 昔は子どもはいなかった「社会的な構成概念としての子ども」
  3. 子どもは子どもとして認めよう「各発達段階の固有性を尊重しよう」

発達の定義

発達段階説の色々

日本における古典的な発達段階モデル

「厄年」――大厄,前厄,後厄

男:25歳,(41歳)42歳(43歳),61歳
女:19歳,(32歳)33歳(34歳),37歳
成人(20歳),而立(30歳),不惑(40歳),還暦(60歳),古稀(70歳),喜寿(77歳),米寿(88歳)

古典的な発達モデルの例

「七五三」など諸々の行事・イベント (平安貴族)

袴着の儀式 :3−7歳
読書始めの儀:7歳
元服・初冠 :12―16歳
算賀    :40歳(後の還暦etc)

発達段階で理解するメリットとデメリット

利点

多くの人々から得られたデータに基づく年齢規範、 ある年齢の人々が共通にもつ基本的な特徴、 大まかな全体的傾向を把握するのに便利

欠点

典型的な特徴と望ましい特徴を混同しやすい、 次の発達段階に移行するプロセスも押さえるべき、 領域から独立した一般的な発達過程を考えることは困難

発達課題

乳児期(0−2歳)

感覚・運動能力の発達,保護者との基本的な信頼関係

児童期前期(3−7歳)

幼稚園〜小学校低学年,言語の獲得,学習の基礎体力,自律

児童期後期(8−12歳)

小学校高学年,本格的な思考の準備,知的技能・協調性の発達

青年期(13―25歳)

中学校〜大学,思春期の開始と終了,独立,社会進出,自己像と役割期待の葛藤

成年期(26−40歳)

自我同一性と他者との関係,職場の中心,職場と家庭の発達

中年期(41―60歳)

職場管理・運営,充実感と空虚感,自己評価

老年期(60〜)

退職・人生の収穫期,統合対絶望


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